電気温水器は、タンクの中に貯めておいた水を夜間に電気ヒーターで沸かし上げて使う、いわゆる大きな電気ポットです。

ワンルームマンション用の150リットルから220リットルクラス、ご家族向けの300リットルから550リットルクラスなど容量別にタンクの大きさが変わり、タンクの容量が大きいほどたくさんお湯が貯湯できます。

タンクの中にヒーターを内臓しており、割安な夜間の電力を使いタンク内の下方に取付けられたヒーターに通電を行い、タンクの中の水を約85度Cに沸かします。 図1

タンクの周りには、グラスウールを使用してお湯を保温します。

タンクの中のお湯と水の間には、混合層ができるため、絶えずお湯と水に分離されます。(20度C以上の温度差では水の密度の違いで混合しない。 図2)

(図1)

(図2)

多くの一般家庭には電気は、単相3線式(100V/200V)方式で供給されています。この方式は100V、200Vいずれの電圧も取り出せます。電気温水器の電源はその内の200Vを利用します。

電気温水器は大きく分けて、8時間通電(標準型/マイコン型)タイプ、5時間通電タイプ、24時間通電タイプに区別されます。

8時間通電タイプ標準型は、(PM11:00〜AM7:00)の8時間ヒーターに通電します。

深夜電力B

8時間通電タイプマイコン型は、(PM11:00〜AM7:00)の8時間ヒーターに通電します。

通電制御

5時間通電タイプは、(AM1:00〜AM6:00)の5時間ヒーターに通電します。

第2深夜電力

24時間通電タイプは、夜間時間帯(PM11:00〜AM7:00又はAM11:00〜AM8:00)の8時間(9時間)ヒーターに通電します。昼間時間帯(AM7:00〜PM11:00又はAM8:00〜PM11:00)でヒーターに追だきできます。

時間帯別電灯

24時間通電タイプは、24時間いつでもヒーターに通電できますが、昼間時間帯(AM7:00〜PM11:00又はAM8:00〜PM11:00)に使った電気は、夜間時間帯(PM11:00〜AM7:00又はAM11:00〜AM8:00に比べ割高になります。

ただし、24時間いつでも電気温水器のヒーターに通電できるので湯切れの心配がありません。